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ナレッジマネジメント

人的資本・知的資本から 企業価値を創出

ナレッジマネジメント

ナレッジ・マネジメントとは

ナレッジ・マネジメントとは

「知的資本」および「組織の知識」の、明確で体系的な管理。(2020 ATD世界カンファレンス資料より)

Knowledge Management 最新情報

〇2015年 ISO9001(品質管理マネジメントシステム)の改定により、ISO9001の要求事項(必須)として、Knowledge Managementが定義づけされる

〇2018年 ISO30401(Knowledge Management System Requirements)公示ISO30401は、ISO30400(人的資本マネジメントシステム)の中に位置づけられる

〇2021年 日本規格協会から、ISO30401の邦訳が刊行される(日本ナレッジ・マネジメント学会の有志メンバーとして田原祐子も監修)

ナレッジ・マネジメントにおける、日本特有の課題

・Knowledge Management 発展の経緯

〇1960年代
・マイケル・ポランニーの著書『THE TACITDIMENSION(暗黙知の次元)』で、人間の持つ、暗黙知について明らかにされる。

〇1990年代
・野中郁次郎・竹内弘高の共著、『知識創造企業』が発表され、暗黙知・形式知という概念が浸透し、SECIモデルとともに、ナレッジ・マネジメントが一世を風靡する。
・レイフ・エドビンソンが『知的資本経営』を出版し、知的資本の重要性を示唆。

〇2000年代
・日本では、多くの企業が知財室を設けSECIモデルを取り入れるが、「暗黙知の形式知化」が困難であることから徐々に衰退。
・一方、欧米では、トム・ダベンポート等により、ITの発達とともに、ナレッジ・マネジメントが普及。企業にはCKO(チーフ・ナレッジ・オフィサー)が存在。ナレッジ・マネジメントを推進している。

・日本VS欧米における、Knowledge Managementおよび、発展の相違

◎メンバーシップ制である、日本では、組織が一丸となってKnowledgeを生み出す、SECIモデルを中心に展開。
SECIモデルは、科学ではなく、哲学として、“場”と“ワイガヤ会議”を中心とした、暗黙知の形式知化を図る。
しかし、再現性の低さが課題でシュリンク。但し近年アジャイル開発との親和性から部分的に取り入れられる。

◎ジョブ制である、欧米では、多様な民族がともに働く環境の中、業務プロセスの共有・改善等による、再現性の高いアプローチを展開。システムとも親和性が高く、ナレッジポータルサイト等のシステムが普及したが、ナレッジマネジメントのシステム自体は乱立しており、突出したシステムの存在はない。

※ 重要な課題
①自社の知財形成の前段階の、暗黙知が可視化されていない。
②暗黙知が、形式知化されていない。
③組織でナレッジが共有できていない。
④次なる知識創造人材の育成に、ナレッジ・マネジメントが連携していない。